ドアの鍵は、握って回すドアノブ（握り玉・玉座・円筒）や、レバーを下げて開けるレバーハンドル、押したり引いたりしてドアを開けるプッシュブル錠、レトロな装飾と摘みを押しながら引いて開けるサムラッチ錠、防音・防振用に使われるグレモン錠、窓のサッシに取り付けられているクレセント錠などがあります。またこれらに、鍵の開け閉め状態を表示させるインジケーター付きのトイレなどで使われている表示錠、結露対策が施されている浴室錠などがあります。
同じ見た目のように見えるドアノブ錠でも、取り付ける場所や防犯性能の違いから全く異なる構造で作られています。特に玄関シリンダーは、簡単に開けられてしまえばその意味を成さない為、より複雑で頑丈な部品を使用しています。各メーカーごとに構造は異なり、取り付けることが出来る扉や交換対応ができるメーカーも違いますので、新しい鍵を用意しても取り付けることが出来ない場合があります。ドアノブを交換する際は、現在のドアノブを分解しホームセンターなどで同一のドアノブを購入するか、玄関の鍵であれば鍵屋さんに連絡し交換してもらいましょう。錠前によっては扉に新たな穴を開ける必要がある場合がありますので、あらかじめよく調べておきましょう。