便利で使いやすい電気錠は、鍵を挿しこんで回す鍵開け方法以外にリモコンで離れた位置から扉の鍵を開ける事が出来ます。また、警報装置や遠隔操作などの機能を併せ持つことができるため、通常のシリンダー錠にはないセキュリティー性・利便性を持つことが可能です。
しかし電気錠も物ですので故障や不具合をきたすこともあります。主な電気錠のトラブルと対処法をご紹介していきます。
まずは警報音やピッピッといった音が鳴る際は、ドアが正しく施錠されていないことを知らせている、または電池の交換時期をお知らせしている場合があります。
ドアの閉め忘れや電池交換の警報音などは異なるリズムで鳴るよう設定されているので、説明書を読み正しい対処を行いましょう。
次に、タッチするだけ・ワンプッシュでドアの鍵を開けられるリモコンですが、電池の寿命が早くなったと感じる事があります。メーカーが言う電池寿命は1日10回程度の使用をもとに計算されている為、使用回数が極端に多いと電池の消耗が早くなります。またはリモコンを扉の近くに置いたままにしていると常に信号のやり取りを行ってしまうことになり電池を多く消耗してしまうことがあります。
次に自動施錠に関してのトラブルは、締め出しが最も多いでしょう。オートロックは扉が閉まった際に自動で鍵をかけてくれる機能で、鍵の閉め忘れを防止することができます。しかし、うっかり鍵を持たずに外に出てしまった際は、暗証番号で開けるもの以外は外から鍵がなければ開けることができません。こうした機能は電気錠・電子錠で取り入れられている事が多く、あらかじめ必要か不要かに合わせてオートロック機能ON・OFF設定しておきましょう。